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[み]山形の空にまっすぐな虹「環水平アーク/水平環」がでてた

昨日の昼休みのこと、ご飯を食べに出かけようとして車に乗ろうとしたら、窓に虹が移っていました。しかし、その虹はアーチを描いておらず、まっすぐだったんです。

まっすぐな虹なんて、これまで見たことも聞いたこともなかったんで、このまっすぐな虹はきっとバイザーのせいでできてるんだな、なんて勝手に解釈したんですが、いざ出発してみると、南の空に、本当にまっすぐな虹がでていたんです。
環水平アーク

実に不吉なカンジがしました。本当に不吉なカンジがしたのでツイートしてみると、うちの学生からこれは「水平環」というんだと教えてもらいました。いや、むしろ調べてもらいましたww

環水平アーク/水平環

このまっすぐ水平な虹は水平環/環水平アークと呼ばれる現象だということは教えてもらったものの、やはり、自分で調べてみないと気が済まない性格なので、家に帰ってからこそこそと調べました。

やはり、活躍するのはWikipediaですね。「水平 虹」でググったら、当然のごとく一番目にでてきました。Wikipediaによると、

環水平アーク(かんすいへいアーク、英語:circumhorizon arc、circumhorizontal arc)とは、大気中の氷粒に、太陽光が屈折し、ほぼ水平な虹が見える光学現象である。虹などと同じ大気光象の一種で、水平弧、水平環 とも呼ばれる。日本国内では年に数十回観測される。
上空の氷の結晶の方向がほぼそろったときに、この結晶で屈折した太陽光により見える現象で、一般の虹が太陽とは反対の方向に見えるのに対し、環水平アークは太陽と同じ方向に、ほぼ水平に現れる。ただし、低空に雲があると見えない[1]。
内暈(ないうん:いわゆる太陽に暈(かさ)がかかる現象)に似るが、結晶の中での屈折の仕方により区別される。プリズムと同じく各色の光はそれぞれ特定の方向に進むため、最小偏角に光が多く進むことにより見られる内暈よりも明瞭に色が分離する。また、内暈は太陽を中心とする完全な円なのに対し、環水平アークは天頂を中心とする円の太陽に近い側の方位角にしておよそ108°しか見えない。太陽の下約46°の位置に出現するため、太陽高度がある程度高くないと見えない。そのため、冬の間や緯度の高い地域では見ることができない。本州太平洋岸で環水平アークが見える期間は、概ね夏至を挟んだ半年の間である。彩雲と呼ばれる場合もあるが、回折により見られるいわゆる彩雲とは別の現象である。
2005年6月12日に群馬県で観測され、天文台などに不吉なことが起こる前兆ではとの問い合わせが寄せられた。
2005年7月20日10:30秋田と岩手にまたがる栗駒国定公園で観測された。栗駒山荘に写真が絵葉書として売られている。新聞にも掲載された。
2012年5月26日午前 埼玉県南部で観測された。

環水平アーク – Wikipedia

このWikipediaの記事で注目するところは2つあります。

  1. 日本国内では年に数十回観測される。
  2. 2005年6月12日に群馬県で観測され、天文台などに不吉なことが起こる前兆ではとの問い合わせが寄せられた。

日本で年に数十回観測されるということは、仮に年にたった10回としても、今年32になるみはらは、これまで320回くらい見るチャンスがあったということですね。しかも、「山形 水平 虹」でググってみたら、山形新聞でもちょくちょく環水平アークの記事を書いているので、これまでも新聞やテレビで目にしていてもおかしくないと思うんです。

と思ったら、やはり山形新聞で昨日の環水平アークが記事になっていました。

「日暈」と「環水平アーク」共演 新庄などで観測

太陽の周りに光の輪ができる「日暈(ひがさ)」と水平に直線状の虹が延びる「環水平アーク」が17日、新庄市などで観測された。

新庄市では午後0時半ごろ南西の方角に出現。雲が多く強い日差しの中、二つの現象が共演する「光のショー」は数分間続いた。山形地方気象台は、県内には高い位置に薄い雲が広がっていたため「日暈、環水平アークともに出やすい状況にあった」と話している。同気象台には両現象が起きる仕組みについて、山形市や米沢市の住民から数件の問い合わせがあったという。

「日暈」と「環水平アーク」共演 新庄などで観測|山形新聞

そして、2つ目は、思わず笑ってしまいました。みはらと同じく不吉だと感じたんですね。しかも、天文台に問い合わせちゃうなんて、なかなかの行動力ですね。

写真はなかなかのデキだと思う

また、このWikipediaの環水平アークのページにでている写真が、どうもイマイチに感じるんです。みはらが撮った写真の方がながーい環水平アークだと思うんです。たしかに、色はWikipediaの方がキレイにでていると思うんですが、サイズは完全にみはらの勝ちですね。いや、みはらの勝ちというか、山形の勝ちというか。

比べてみましょう。

まず、みはら撮影の山形県山形市の環水平アーク(どちらも加工していません)
環水平アーク環水平アーク

Wikipediaから、アイダホ州コー・ダリーンの環水平アーク
環水平アーク

こちらもWikipediaから、オハイオ州の環水平アーク
環水平アーク

どうでしょうか?みはらの撮った環水平アークは写真の端から端まで続いてるのがわかると思います。一方、Wikipediaの2枚はどちらも中央にちょこんとあるくらいです。この2つの場合、水平な虹というより、塊の虹というカンジがします。

これはなかなかすごい環水平アークを撮ったんじゃないかと、天狗になりながらググってみたら、ピノキオのごとく、鼻が折れました。もっとすごい環水平アークの写真がごろごろでてきます… まぁ、不吉なワケでもなく、年に数十回起こるというまぁまぁ珍しい現象を肉眼で見ることができたので、よしとします:)

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