堀越学園が運営する創造学園大学が解散となる予定ですが、山形県民なら酒田短期大学を思い出した方も多くいらっしゃると思います。学生確保のために、外国人留学生を定員を超えるほどに受け入れ、実際には首都圏で働いていた学生もたくさんいたっていう、地方都市の短大の苦しさがとてもよくあらわれた出来事でしたね。
via:朝日新聞デジタル:「堀越学園 改善なく異常」 来年3月までの解散命令決定 – 教育
で、今はなき酒田短期大学ですが、大学はなくなっても、卒業生の方はたくさんいらっしゃいます。その酒田短期大学の卒業生の方が就職試験やら入学試験やら、他にも卒業証明書や成績証明書が必要となったときに、果たしてどこに申請すれば交付されるんでしょうか?運営していた学校法人は解散しているので、直接問い合わせることはできません。でも、証明書は必要です。
結論からいうと、酒田短期大学の証明書類は、文部科学省の大学振興課に申請することで交付されます。もちろん他の学校法人に引き継がれていれば、その引き継いだ学校法人で交付されるんでしょうが、引継ぎ手もなく解散したので管轄の文部科学省が行っているということだと思います。
ということは、近々解散予定の創造学園大学も引継ぎ手がみつからなそうな状況ですので、このまま行けば、酒田短大のように、証明書関係は文部科学省の大学振興課に引き継がれることになるんではないでしょうか。
ちなみに、酒田短大の建物はまだ残っています。Googleマップの航空写真でも確認できますよ。
上から見ても、あのギリシャ神殿のような形がなんとなく分かりますね。現在の酒田短大の建物は、校舎の一部が老人ホームとして利用されているとのことです。
そして、Google先生に「酒田短期大学」を聞いてみると、けっこうたくさんの方が跡地を訪れているんですね。やっぱり、けっこう大きな出来事だったんですね。