子どもからお年寄りまでが利用し、利用者は世界中で3億人を突破したLINEですが、もはや生活インフラのひとつといっても過言ではない状態です。さらに、企業アカウントであるLINE@も急速に利用数が伸びています。そんなLINE@に大学が次々とアカウントを開設しています。
LINE@とは?
LINE@は、LINE上で法人が専用のアカウントを作り、友だち登録してくれたユーザーに向けてクーポンやメッセージをPUSH通知で一斉配信できるシステムです。また、ホーム・タイムラインに投稿することで、ユーザーが情報をとることもできます。
また、LINE@は他のSNSとは、そこでやり取りされる情報について、明確な差別化がなされています。というのも、もともとLINEはクローズドなコミュニケーションのためのサービスなので、企業が限定で特別感のある情報を発信するにはぴったりのサービスなんです。
基本的には受験生向けの情報発信
LINEの公式アカウント・LINE@アカウントは、基本的には集客ツールとして使われています。よって、大学では主に受験生向けのツールとして活用されています。
大学で最も早く導入したのは芝浦工業大学
芝浦工業大学が、大学では最も早く2012年12月のLINE@のサービスインとほぼ同時にアカウントを開設しました。そこから、あれよあれよという間に友達数は4800人を超えています。受験生向けということで、進学相談会の情報やオープンキャンパスの情報を定期的に配信しています。
また、オープンキャンパス時にはクーポンを配信し、当時3000人の友だちのうち、60人がクーポンを使用したとのことです。
在学生向けのアカウントも
基本的には、受験生向けの情報発信をしている大学のLINE@アカウントですが、中には在学生向けのアカウントを開設している大学もあります。なんと在学生の8割が友だち登録をしているというのが、日本女子体育大学です。
―どのようなメッセージを配信されているのでしょう?
学内でのサービスや講習会、検定などの告知がメインです。民間ではないので、割引するものやプレゼントするものがないので、メッセージ配信が多いですね。
電子ブックを抽選でプレゼントするクーポンを出した際は、30分で定員に達してしまいました。
というように、オンラインの掲示板のような形で運用しているようです。
たしかに、現在のスマートフォン・LINEの普及状況であれば、連絡用のWebサイトを作るよりも、LINEで通知したほうが到達率も開封率も高くなるんでしょうね。
山形の大学もLINE@アカウントを開設
みはらの住んでいる山形の大学でもLINE@のアカウントを開設している大学があります。東北芸術工科大学と東北文教大学です。
どちらの大学も、2014年に入ってからアカウントを開設したようです。また、東北文教大学では、公式Webサイト上にLINE@アカウント開設のリリースが出ていました。