またしてもExcelネタです。
昨日は、住所録から都道府県名だけを取り出す方法を紹介しましたが、今日は、都道府県名の後ろを取り出す方法です。まぁ、ほぼ同じですが…
FIND関数とRIGHT関数の合わせ技
県名を取り出すときのFIND関数とLEFT関数の合わせ技といっしょです。左側を取り出すか、右側を取り出すかの違いです。
しかし、単純に
=RIGHT(A1,FIND("県",A1))
でOKということではありません!これだと、文字列の右端(最後の文字)から「県」までの文字数分取り出すので、たとえば、「山形県山形市旅籠町1-1-1」からさっきの式で抽出すると、「1-1」が取り出されます…
ですので、LEN関数を使って文字数を数え、そこから県名の文字数を引いた数を文字列の右端から取り出すという式を作ります。
=RIGHT(A1,LEN(A1)-FIND("県",A1))
式だけみると複雑に感じますが、ひとつひとつ分解して考えるとわかりやすいと思います。
都道府県全部あるときは、MID関数
都道府県全部入りのときは、MID関数で解決します。というか、さっきのRIGHT関数とFIND関数とLEN関数の合わせ技よりも汎用性がありますね。
=IF(MID(A1,4,1)="県",MID(A1,5,LEN(A1)-4),MID(A1,4,LEN(A1)-3))
MID関数が3回も出てきて混乱しそうですが、要するに、4文字目が「県」だったら、文字数から4引いた数を5文字目から取り出す、4文字目が「県」でなかったら、文字数から3引いた数を4文字目から取り出すという式です。