WordPressには、記事の変更などを履歴として残すリビジョン機能が標準でついています。手動で保存したときや自動保存されたときにどんどんリビジョンは増えていき、ひとつの記事に対して5~10個くらい過去バージョンが保存されています。
記事が少ないときには、大して気にもならない量ですが、ちりも積もれば山となる理論で、記事の数が増えれば増えるほど、このリビジョンがサーバ容量を圧迫することになります。
このリビジョン機能は、たしかに便利ですが、保存するたびに前のバージョンをいくつも残すというところはやめてほしいですね。とくに、記事を何度も何度も手直しするタイプの方であれば、相当な数のリビジョンが貯まっていることが予想されます。
ということで、今回はWordPressにデフォルトで設定されているリビジョンを制限する方法を紹介します。
wp-config.phpにコードを追加してリビジョンを制限する方法
まずは、wp-config.phpにコードを追加してリビジョンを制限する方法です。
wp-config.phpでは、
- リビジョンを停止する
- リビジョンの数を制限する
この2つの制限の方法があります。
リビジョンを停止するには、[cc lang=”php”]define(‘WP_POST_REVISIONS’, false);[/cc]を、追加します。
リビジョンの数を制限する(5つ)には、[cc lang=”php”]define(‘WP_POST_REVISIONS’, 5);[/cc]を追加します。7つにしたい場合は、5のところを7に変えてください。
どちらのコードも、[cc lang=”php”]/* 編集が必要なのはここまでです ! WordPress でブログをお楽しみください。 */[/cc]の前に追加してください。
プラグインを使ってリビジョンを停止する方法
コードを弄るのがちょっと恐い… という方は、リビジョンを停止してくれるプラグインがありますので、こちらをどうぞ。
ただ、このプラグインは、2年以上アップデートされていないので、最新のWordPressに対応しているかは不明です。
また、リビジョン数を制限するプラグインもあります。
こちらも、1年以上アップデートがないので最新のWordPressではどうなのか、不明です。
そういう意味では、これらのプラグインを使うよりもwp-config.phpをバックアップをとって弄ったほうが安全だと思います。
これまでにたまったリビジョンを削除する方法
ここまでで、リビジョンを制限することはできましたが、これまでのリビジョンはサーバに貯まったままです。おそらくこのたまったリビジョンは今後使うこともないので、プラグインを使って削除します。
このプラグインも、アップデートされていないので、できれば使いたくはないのですが、個人的にはphpMyAdminを使ってMySQLを弄るほうが不安なので、ここだけはプラグインを使います。
で、さっそくリビジョンを削除してみましたが、なんと、これまでの記事は482コあるんですが、リビジョンは18しかありませんでした。謎です。これまでリビジョンを削除した記憶もないんですが、482コの記事に対してたったの18しかリビジョンがないという謎の状態です。この謎については、解明次第、記事にしようと思いますが、いつになることやら… でも、きっと以前にリビジョンを削除していて、それをすっかり忘れてたっていうパターンでしょうね…