数日前から「センター試験廃止」なんてニュースがでていますが、実際のところどうなっていくのか、とっても気になります。あの規模の試験を年に何度もやるとかなってしまったら、もう大学の担当者たちはセンター試験、いや達成度テストにかかりっきりになってしまうと思われます。この誰がやるのかと、どこでやるのかという問題があると思うんで、個人的には達成度テストはムリかなと思っています。
さて、本題に入りますが、最近「Galaxy Note3」のCMを見かけるようになりましたね。これです。
このCMの中に登場するスマートウォッチが「Galaxy Gear」なんですが、これはセンター試験で時計として使用できるのかどうか調べてみます。
センター試験で使用できる時計
平成26年度大学入学者選抜大学入試センター試験受験案内によると、使用できる時計について次のように記述があります。
1 受験に当たっての主な注意事項
(2) 試験時間中の注意事項
① 所持品の扱い
ア 受験票,・・・(中略)・・・,机の上に置けるものは,黒鉛筆・・・(中略)・・・,時計(辞書や電卓等の機能があるもの,それらの機能の有無が判別しづらいもの・秒針音のするもの・キッチンタイマー・大型のものを除く),・・・(中略)・・・,目薬です。
とあります。同じものが、PDFで掲載されているのでご確認ください。
http://www.dnc.ac.jp/modules/file/index.php?page=visit&cid=103&lid=1806(PDFファイルです)
センター試験で想定している「辞書や電卓等の機能があるもの」というのは、おそらくCASIOのデータバンクのような時計ではないでしょうか?こういうのですね。
いかにも計算できそうな腕時計ですよね。
Galaxy Gearの外観
では、「Galaxy Gear」の外観はどうでしょうか?こんなカンジです。
外観では、何かできそうな時計には見えませんね。
Galaxy Gearでできること
docomoのサイトには、「Galaxy Gear」の特徴として次のことが挙げられています。
通話 Bluetooth®Smart対応でGALAXYシリーズと連携し、ハンズフリーで通話できます。
リダイヤルや電話帳からの発信も可能です。スマート・トス(通知) 着信、メッセージ、SNSなどの通知を、GALAXY Gearで確認。そのままスマートフォンを手に取ると通知された機能やアプリが自動で起動されます。 メモグラファー(カメラ) 約190万画素のカメラを搭載。被写体に意識させることなく、自然な表情を撮影できます。撮影した写真は自動でスマートフォンに転送することも可能です。
また、auのサイトには次のように表記してあります。
通話、カメラ撮影、歩数計、各種通知など小さなボディに多くの機能を詰め込んだスマートウオッチ。画面の大きなGALAXYシリーズと繋がるコンパクトなデバイス。GALAXYを使いこなす為には不可欠なアイテムです。
辞書・電卓という言葉は一切でていません。Samsungの公式サイトを見ても、辞書・電卓という言葉はでてきません。また、Galaxy Gearは単体ではネットワークにつながることはできません。
Galaxy Gearはセンター試験で使えるのか?
ここまで、センター試験で使える時計を確認し、Galaxy Gearの外観・特徴を確認しました。では、このGalaxy Gearはセンター試験で時計として使用できるのでしょうか?
みはら個人としては「時計として使用できる」と思います。
データバンクのように明らかに電卓機能がついていそうな外観でもないため、外観からは辞書・電卓機能がありそうだとも判断できないと思います。ただし、ガジェットが大好きな試験監督であれば、「使用できない」と判断するかもしれません。試験監督によって判断が揺らいでしまうことは問題ですが、全国の受験生全員が同じ環境で受験できるはずもないので、そこは許容範囲内だと思います。
要するに、センター試験で使用する時計は、ごく普通の腕時計が間違いないということです。